沖縄復帰20周年記念貨幣
コレクターにも人気の高い、沖縄復帰20周年記念貨幣の価値と買取相場について詳しく紹介していこう。
沖縄復帰20周年記念貨幣の発行
1952年に太平洋戦争が終了し、1972年までの約20年にわたって沖縄はアメリカに支配されていた。支配下でさまざまな問題が起きたため、同年1972年に日本に返還。
この歴史的な出来事からちょうど20年になった1992年に記念硬貨を発行。額面価格は500円のみだが、通常タイプと特殊加工を施したプルーフセットの2種類が発行された。
通常の500円よりも一回りほど大きな硬貨には、表側に沖縄の歴史的建造物である「首里城」と、裏には向かい合う2頭の龍に沖縄復帰二十年の文字が刻まれている。
沖縄県民の熱い想いを象徴
1972年以前、沖縄県民は日本への本土復帰を訴え続けていた。アメリカ軍による問題が重大な過失として取り上げられる一方、「島ぐるみ闘争」によって約15万人もの県民が集結、アメリカ軍の軍用地をめぐって大規模なデモが行なわれることもあった。
1969年、こうした一連の島民の想いを受けてアメリカのリチャード・ニクソンが新たに大統領として当選。沖縄の返還を約束し3年後に実現することになった。
現在でも沖縄にはさまざまな課題が残されてはいるが、沖縄の島民が本土への帰属を希望し、それを実現した歴史的な出来事を象徴するものとして、沖縄復帰20周年記念貨幣は歴史的にも価値の高い一枚となっている。
沖縄復帰20周年記念貨幣の価値
沖縄復帰20周年記念貨幣
![]() 引用元:独立行政法人造幣局
(https://www.mint.go.jp/popup/data_kinen_page20.html) |
額面 | 500円 |
---|---|---|
素材 | 白銅 | |
量目 | 13.0g | |
直径 | 30mm | |
発行年 | 1992年(平成4年) | |
発行枚数 | 2,000万枚 |
500円銀貨の特徴
通常の500円硬貨よりも一回り大きく、目を惹くサイズ感が特徴的。
沖縄の観光地の代表格である首里城が表面に描かれ、その中でもっとも重要な「首里城正殿」が忠実に刻印されている。
裏面には天に昇る「昇竜」をあしらい、中央に「沖縄復帰二十年」と書かれており歴史的な事実を感動的にデザインしている。
発行枚数が2000万枚のみと限定的である。
500円銀貨の価値・買取価格相場
- 価値:1,000円程度
- 買取相場:500円~800円
沖縄復帰20周年記念500円プルーフ硬貨の価値
沖縄復帰20周年記念500円プルーフ硬貨
![]() 引用元:独立行政法人造幣局
(https://www.mint.go.jp/popup/data_kinen_page20.html) |
額面 | 500円 |
---|---|---|
素材 | 銅・ニッケル | |
量目 | 13.0g | |
直径 | 30mm | |
発行年 | 1992年(平成4年) | |
発行枚数 | 47,000枚 |
500円プルーフ銀貨の特徴
- 通常の沖縄復帰20周年記念500円硬貨よりも一回り大きく、硬貨の表面に鏡のような光沢がある。
- デザイン自体は沖縄復帰20周年記念500円硬貨と同じ。
- 発行枚数が通常の沖縄復帰20周年記念貨幣よりも少ないので、希少価値が非常に高い。
- コレクターによる収集のために特殊加工を施したもので、飾っても保存しても美しい。
500円プルーフ硬貨の価値・買取価格相場
- 価値:5,000円程度
- 買取相場:500円~5,000円程度
記念硬貨を実際に
査定へ出した結果...
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